ごあいさつ
ギャラリー

▲2四桂 △2一玉 ▲3一桂成 △同 玉 ▲4一歩成 △2一玉
▲3一と △同 玉 ▲4二桂成 △同 玉 ▲2二角成まで11手詰
初形「R」
新元号・令和の祝賀詰。改元用にアルファベット数局を準備したが、Rはノーマークだった。急遽取り組んだものの、満足のいくものが作れぬまま、その日を迎えることとなった。
いびつな「R」。変化に難しいところはない。3手目▲3一桂成から邪魔駒を消していき、開き王手でジ・エンド。但し最終手は複数の余詰がある。慶事に免じてお目こぼしを。(2019/05)

▲3二飛 △1三玉 ▲3三飛成 △2三銀打 ▲2四銀 △1四玉
▲2三銀不成△同 銀 ▲1五銀 △2五玉 ▲1七桂 △1六玉
▲3六竜 △1七玉 ▲2六竜 △1八玉 ▲1九歩 △同 玉
▲6四馬 △1八玉 ▲2八馬まで21手詰
初形「Y」
前局(初形「K」)をとある将棋会で披露し、まずまずの好評を得た。向かいの女性に「K美さんのKですね」。これは色々と使い回しが利きそうだ。隣にいたY子さんが切ない表情をしていたので(笑)、後日「Y」に着手。こちらはいささか長くなってしまった。
4手目は銀打が最長。序盤でかすめた歩を最終盤1九に打ち大団円となる。AからZまで揃うのはいつの日か。(2019/02)

▲2四香 △3三玉 ▲3二桂成 △同 玉 ▲3一桂成 △同 玉
▲3二歩 △同 玉 ▲1四馬 △3三玉 ▲2三馬まで11手詰
初形「K」
5月から施行される新元号。あれこれ予想も出回っている。頭文字が最近のもの(M・T・S・H)と被らないことも考慮されるとか。4月の公表に合わせ、祝賀詰を仕込んでみた。私の本命はK(か行・かきくけこ)。他にもAやBなど、波乱含みだろうか。
リズミカルな手順。難しさもこれくらいがちょうどいい。6手目△3三玉は▲3二成桂△同玉▲1四馬以下駒余り。(2019/02)

▲5二角成 △3三玉 ▲3四金 △2二玉 ▲3一角 △同 玉
▲3二桂成 △同 玉 ▲4三馬 △2二玉 ▲3三馬 △3一玉
▲4三桂 △4一玉 ▲5一桂成 △3一玉 ▲2三桂 △2一玉
▲1一馬 △3二玉 ▲3三金まで21手詰
初形「1」
2019年の年賀詰を改作した。発表図は1路右にずれた持駒金桂桂の17手詰。正月の3日、本図が収束で合流する(成立している)ことに気づいた。
初形「1」。年賀詰の王道だろう。「色紙に書ける詰将棋」(三文字の書)も兼ねている。新元号の1年1月1日にお披露目するつもりだったが、施行が5月にずれ込み、アテが外れた。12手目△2一玉は▲1三桂以下2手早い。(2019/01)

▲4一金 △同 玉 ▲3一金 △同 玉 ▲2一金 △同 玉
▲1一飛まで7手詰
書初
盤面歩一色。有名な古作物(玉方5一玉、攻方1三から9三まで歩が9枚、持駒角と香4枚)をまねて創作した。
飛車の打ちどころが最大のポイント。初手▲3一飛は△4一香合、▲7一飛は△6一香合くらいで詰まない。2手目△6一玉は▲5一飛まで。この原理に気づけば、あとは容易だろう。玉の追い方(軌跡)を漢数字「一」に見立て、年賀詰「書初」と名づけた。(2019/01)