ごあいさつ
ギャラリー
▲5二角成 △3三玉 ▲3四金 △2二玉 ▲3一角 △同 玉
▲3二桂成 △同 玉 ▲4三馬 △2二玉 ▲3三馬 △3一玉
▲4三桂 △4一玉 ▲5一桂成 △3一玉 ▲2三桂 △2一玉
▲1一馬 △3二玉 ▲3三金まで21手詰
初形「1」
2019年の年賀詰を改作した。発表図は1路右にずれた持駒金桂桂の17手詰。正月の3日、本図が収束で合流する(成立している)ことに気づいた。
初形「1」。年賀詰の王道だろう。「色紙に書ける詰将棋」(三文字の書)も兼ねている。新元号の1年1月1日にお披露目するつもりだったが、施行が5月にずれ込み、アテが外れた。12手目△2一玉は▲1三桂以下2手早い。(2019/01)
▲4一金 △同 玉 ▲3一金 △同 玉 ▲2一金 △同 玉
▲1一飛まで7手詰
書初
盤面歩一色。有名な古作物(玉方5一玉、攻方1三から9三まで歩が9枚、持駒角と香4枚)をまねて創作した。
飛車の打ちどころが最大のポイント。初手▲3一飛は△4一香合、▲7一飛は△6一香合くらいで詰まない。2手目△6一玉は▲5一飛まで。この原理に気づけば、あとは容易だろう。玉の追い方(軌跡)を漢数字「一」に見立て、年賀詰「書初」と名づけた。(2019/01)
▲2三歩 △同 玉 ▲3二飛成 △同 銀 ▲2四銀 △1二玉
▲1三歩 △同 桂 ▲同銀成 △同 玉 ▲2四金 △1二玉
▲1三歩 △2一玉 ▲2二歩 △同 玉 ▲3四桂 △2一玉
▲3二馬 △同 玉 ▲3三銀 △3一玉 ▲4二桂成 △2一玉
▲3二銀成まで25手詰
英断▲3二飛成
棋友が作った7手詰を大きくアレンジ。いかにも実戦で現れそうな図となった。3手目▲3二飛成が英断。▲2四飛や▲2四馬もチラつく。果たして終盤の秒読みで指せるかどうか。それこそ指運というものだろう。12手目△2二玉は▲3四桂以下2手早い。
端正な顔立ちだが、妙手に欠ける。今時のモテる男の条件は、見た目よりも面白さだとか。詰将棋も同じですか(笑)。(2018/10)
▲2五金 △同 玉 ▲4三馬 △1五玉 ▲1六金 △1四玉
▲1五銀 △1三玉 ▲2四銀 △同 玉 ▲3三馬 △1三玉
▲2五桂 △1四玉 ▲1五金まで15手詰
金先金銀
「不利先打(ふりせんだ)」。歩でもよさそうなところに敢えて飛車を打つなどの手筋で、その場合「飛先飛歩(ひせんひふ)」と呼ぶようだ。
5手目▲1六金。「金はとどめに」の格言を逆手に取り、銀でもよさそうなところに先に金を打つ(「金先金銀(きんせんきんぎん)」)。5手目▲1六銀は△1四玉▲1五金△1三玉▲2四金△同玉▲3三馬△1四玉で詰まない。(2018/06)
▲1三金 △1一玉 ▲2三桂 △2一玉 ▲3一香成 △同 銀
▲1一桂成 △同 玉 ▲3三馬 △2一玉 ▲1二金 △同 玉
▲2四桂 △2一玉 ▲1三桂まで15手詰
逆算式
レッスンの受講者が自作を見せてくれた。11手目▲1二金からの5手詰。これを10手逆算したのが本図である。逆算式はほとんど初めての経験で、要領を得ず苦戦した。こぢんまりとして飛躍がない感じがするのは、アイデアやテクニックに乏しいからだろう。
10手目△2二合駒は早詰または同手数駒余り。11手目▲4三馬は△3二銀移動合▲3三桂△3一玉で逃れる。(2018/05)