ごあいさつ
ギャラリー
▲1三金 △1一玉 ▲2三桂 △2一玉 ▲3一香成 △同 銀
▲1一桂成 △同 玉 ▲3三馬 △2一玉 ▲1二金 △同 玉
▲2四桂 △2一玉 ▲1三桂まで15手詰
逆算式
レッスンの受講者が自作を見せてくれた。11手目▲1二金からの5手詰。これを10手逆算したのが本図である。逆算式はほとんど初めての経験で、要領を得ず苦戦した。こぢんまりとして飛躍がない感じがするのは、アイデアやテクニックに乏しいからだろう。
10手目△2二合駒は早詰または同手数駒余り。11手目▲4三馬は△3二銀移動合▲3三桂△3一玉で逃れる。(2018/05)
▲1三香 △1二歩合 ▲同香成 △同 玉 ▲1三歩 △同 玉
▲1五香 △同 と ▲1四香 △同 と ▲3一馬 △1二玉
▲2二馬まで13手詰
香香
上野動物園の赤ちゃんパンダの名前が「香香(シャンシャン)」に決まった。祝賀詰は持駒香2枚の小品を。ほどなく7手目▲1五香からの7手詰が完成。すると持駒に歩2枚を加えれば玉方1一玉から始められることに気づく。そのうち1枚は合駒で出せることも。
初手▲1三香は非限定。10手目△同玉は▲2四銀成まで。こちらを作意にしたかったが、世の中甘くはなかった(笑)。(2018/05)
▲2二竜 △同 玉 ▲3四桂 △3二玉 ▲3三銀 △同 玉
▲2二角 △3二玉 ▲3一金 △同 金 ▲同角成 △3三玉
▲2二馬 △3四玉 ▲3五金まで15手詰
リアル実戦型
実戦からの取材。4手目△3二玉の局面、相手は▲2二金(これもかなり際どかった)から迫り、惜しくも不詰。感想戦で私は「▲3三銀を心配していました」。どうやらぴったり詰んでいたというのが事の次第である。
形を整え、序の4手を加えた。初手▲2二竜の駒取りは異筋で指しにくいかと。この図を数名に見せたが、▲5三角から入り苦戦する人が多かった。(2018/03)
▲5五角成 △5三角 ▲2三飛 △1四玉 ▲2五銀 △1五玉
▲3七馬 △2六角 ▲2四飛成まで9手詰
飛び石
2018年の年賀詰。初形飛び石。当初のアイデアは玉の位置が1一だったが、2路下にずらしても成立していることに気づいた。攻方玉方、双方の角が二度ずつ動くのはユーモラスかと。
飛び飛びだった初形が、詰め上がりでは一つにまとまる。但し8手目2六へは合駒を打ってもよい。そこは作意を「忖度(2017年の流行語)」してもらえると助かるのですが(笑)。(2018/01)
▲4一金 △同 玉 ▲4二銀 △3二玉 ▲2四桂 △2二玉
▲1二桂成 △同 香 ▲3一銀打 △1一玉 ▲2三桂まで11手詰
初形「17」
2017年の年賀詰。初形「17」「実戦型」「盤面七色」のトリプル趣向である。初手▲4一金から▲4二銀の打ち換えが唯一の見せ場だろうか。以下は玉方5二角の利きに注意しながら迫る。
8手目△1二同玉は▲2三銀まで。10手目△3二玉は▲2四桂まで。せっかくなので、元日にちなんで(作意のように)△1一玉と雪隠に潜って詰められてほしいですね(笑)。(2017/01)