ギャラリー

▲3六銀 △4六玉 ▲4七銀 △5七玉 ▲5八銀 △6八玉
▲6九銀打 △5九玉 ▲7七馬 △4八玉 ▲4七馬 △3九玉
▲4八銀 △2八玉 ▲3七馬 △2九玉 ▲3八銀 △1八玉
▲1九歩 △1七玉 ▲2七馬まで21手詰
銀4枚で詰めるには
「△5一玉▲5三歩の配置で、持ち駒が金なら一枚で詰みますね。では銀なら何枚あれば詰むでしょうか」。若手棋士のツイートが目に留まり、創作のきっかけとなった。
金があれば頭金の1手詰。銀4枚で詰めるには。ただそれだけの凡作である。AIの助けを借りて試行錯誤した。自分が解く側なら、おそらく紛れから抜け出せないだろう(笑)。(2022/02)

▲1二飛 △3三玉 ▲3二飛成 △2四玉 ▲3五銀 △同 金
▲1五金 △同 玉 ▲3五竜 △1四玉 ▲2四金 △同 角
▲2五銀 △1五玉 ▲2四銀 △1六玉 ▲3八角 △1七玉
▲3七竜 △1八玉 ▲2七竜 △1九玉 ▲2九竜まで23手詰
初形「4」
2022(令和4)年の年賀詰。初形「4」。サイコロの4の目、麻雀の4筒または4索などとお認めいただきたい。
5手目▲3五銀と11手目▲2四金はいずれも守備駒を質に取る捨駒。特に▲2四金は好手と思う。17手目▲3八角は限定打。雪隠へ追い込んで詰め上がり。手順にはそこそこ満足している。なお2手目△2三玉も▲3二飛成以下作意手順で詰む(変同)。(2022/01)

▲4三玉 △3三歩合 ▲1二歩 △同 馬 ▲3三馬 △同 香
▲1二と △同 玉 ▲1三歩 △1一玉 ▲2二角 △2一玉
▲3三角成 △2五竜 ▲3二馬 △1一玉 ▲1二香まで17手詰
10年後の改良
双玉で攻方の玉に王手が掛かっている。本局のアイデアを思いついたのは10年前の2011年。収束のキズが消せず、お蔵に入れていた。今回改良を試みたところ、割とあっさり完成した。創作スキルも多少は上がっただろうか。
2手目歩以外の合駒は早く、△3三香移動合は▲2一香成以下。狭いところでごちゃごちゃとやっているが、駒の動きを楽しんでほしい。(2021/05)

▲3三銀成 △同 玉 ▲2四角 △同 玉 ▲3五銀 △同 玉
▲1五竜まで7手詰
無学を省みず
本局で使った詰め上がりを初めて見たのはいつのどの作品だったか。(もちろん?解けずに答えを見た)。えも言われぬぴったり感、浮遊感。以来度々目にしてきたが、おそらく代表作や決定版があるのだろう。
無学を省みずに逆算してみたが、自作と誇ることは憚られるほどの恥じらいは持ち合わせている。それでも解後感は悪くないだろう。(2021/05)

▲3五桂 △1四玉 ▲2五銀 △1三玉 ▲2四銀 △1四玉
▲1五飛 △2四玉 ▲2五飛 △1四玉 ▲2三飛成 △1五玉
▲2五馬まで13手詰
富士塚
年賀詰の題材を新年の季語に求め、「初富士」(初形「山」)を連作した。初手▲1五桂は△1四玉で逃れ。2手目△同香は▲3三飛以下早い。3手目▲2五銀から▲2四銀の活用が狙い。9手目▲2五飛で詰み形が見える。
富士と呼ぶには小さく、せいぜい富士塚だろうか。東京・将棋会館隣の鳩森八幡神社には、都の有形民俗文化財「千駄ヶ谷の富士塚」がある。(2021/01)