ごあいさつ
ギャラリー

▲2二銀 △同 玉 ▲1二角成 △同 玉 ▲2二金 △同 玉
▲3四桂 △2三玉 ▲1二角 △同 玉 ▲2二金まで11手詰
断捨離と貧乏性
近年断捨離に勤しんでいる。ポンポンと躊躇なく捨てる爽快さは詰将棋にも相通ずる。本局は10年以上前に手掛けたもの。美濃囲いに▲1二xと捨てる図からヒントを得たと記憶する。
序の2手を加えてリユースした。根が貧乏性なのだ。初手▲5三角は△4二銀移動合で逃れる。9手目▲1二角が決め手。△同香は▲2四金打まで、△1四玉は▲2五金打まで。(2025/03)

▲2三桂成 △同 玉 ▲2二桂成 △1四玉 ▲1三桂成 △同 玉
▲2三成桂 △1四玉 ▲2四成桂 △同 玉 ▲3四馬 △1五玉
▲1六金 △1四玉 ▲2五金 △1三玉 ▲2四金 △2二玉
▲2三金 △2一玉 ▲1二金まで21手詰
初形「7」
2025(令和7)年の年賀詰。初形「7」。山や凸にも見えるが、麻雀の7索の図とお認め願いたい。3枚の桂をパタパタと成り捨てる。玉方も延命を図るが、13手目▲1六金で万事休す。以下この金がずんずんと駆け上がり御用となる。
手数は長いが難しいところはあまりない。初形、手順ともにユーモラスで、私の年賀詰の理想が過不足なく表現できた思いだ。(2025/01)

▲2三金 △同 玉 ▲3三金 △同 桂 ▲1三金 △同 玉
▲3三竜 △2三合 ▲2五桂 △同 歩 ▲2四角まで11手詰
金捨て3連発
前局(「勝ちに不思議の勝ちあり」)を作るとき、余詰で現れた筋をもとに練った。△2三玉に▲4一角がいかにも詰め手筋に見える。これを「偽作意」としてまとめた。3手目▲4一角は△3二金合で詰まない。
「金はとどめに」に反する金捨て3連発が気持ちいい。同一作は自力では見つけられなかった。作品とは呼べない代物かもしれない。(2024/10)

▲2一竜 △2二飛 ▲1二銀 △3三玉 ▲2二竜 △同 玉
▲4二飛 △3三玉 ▲3二金まで9手詰
勝ちに不思議の勝ちあり
実戦で現れた詰み筋。(相手は▲1五桂△同歩▲1四銀△同香の序から詰めにきた)。△2二飛の移動合に意表を突かれたようだ。(他の合駒は早詰)。但し私もよく分かっていなかった。
7手目▲4二飛(以遠)を逃し不詰。なぜか感想戦でも双方盲点となっていた。勝ちに不思議の勝ちあり。8手目△3二合は▲2三金△3一玉▲3二金まで2手長駒余り。(2024/10)

▲2一角成 △同 玉 ▲3二銀 △1一玉 ▲1二歩 △同 玉
▲2三歩成 △1一玉 ▲2一銀成 △同 玉 ▲3二歩成 △1一玉
▲2二と上まで13手詰
夢の中でしたこと
「脳内将棋盤」について、レッスンで話したり、コラムを書いたりしたある日の夜、まどろみの夢の中で作った。
初めに玉方2一玉・攻方3三歩・持駒金銀歩を思いついた(11手詰、手順略)。次に持駒金に代えて攻方2四歩が浮かんだが、初手の紛れで劣るかもと迷った。その後2手逆算した本図に辿り着いた。これらがどれほど大したことかは分からない。(2024/06)