ギャラリー

▲5二桂成 △同 玉 ▲4二銀成 △同 玉 ▲4四飛 △5二玉
▲5四飛 △6二玉 ▲6四飛 △7二玉 ▲7四飛 △6二玉
▲7三飛上成△5一玉 ▲5三飛成 △4一玉 ▲7一竜 △3二玉
▲6二竜引 △2一玉 ▲2三竜 △3一玉 ▲3二竜寄まで23手詰
ねずみ花火
内藤九段の図式集から作品名「風鈴」「線香花火」に目が留まった。いいなあ…。私も俳人の端くれ、季節の花鳥風月を題材として取り入れてみたい。
2枚の飛車に追われ、玉は9筋方面へ。12手目△8二玉は▲1二飛成以下早い。その後1筋方面へ逆走し、やがて力尽きる。玉のユーモラスな動きを、ねずみ花火に見立てた。20手目△3一玉は▲3三竜上以下(変同)。(2025/08)

▲2三桂不成△同 馬 ▲1三香不成△同 桂 ▲同香不成 △同 角
▲同香不成 △2一玉 ▲1一香成 △3一玉 ▲3二歩 △同 馬
▲2一成香 △4一玉 ▲4二歩 △同 馬 ▲同桂成 △同 玉
▲5四桂 △同 歩 ▲6四角 △5三金合 ▲3一角 △5一玉
▲7三角成 △4一玉 ▲3二桂成 △同 玉 ▲2二角成 △4二玉
▲3一馬 △5二玉 ▲6二歩成まで33手詰
バンカーバスター
2025年6月、アメリカがイランにバンカーバスターをぶっ放した。おいおい、無茶苦茶だな。今後も仁義なき戦いが世界各地で勃発しそうだ。
地下深い核(角)施設を香のミサイルで攻略する。角2枚を除去し、19手目▲5四桂で収束へ。22手目△5三金合は飛合も同じ要領で詰む(変同)。24手目△4一玉は▲3二桂成以下32手目△5二玉に合流する(変同)。(2025/07)

▲2二銀 △同 玉 ▲1二角成 △同 玉 ▲2二金 △同 玉
▲3四桂 △2三玉 ▲1二角 △同 玉 ▲2二金まで11手詰
断捨離と貧乏性
近年断捨離に勤しんでいる。ポンポンと躊躇なく捨てる爽快さは詰将棋にも相通ずる。本局は10年以上前に手掛けたもの。美濃囲いに▲1二xと捨てる図からヒントを得たと記憶する。
序の2手を加えてリユースした。根が貧乏性なのだ。初手▲5三角は△4二銀移動合で逃れる。9手目▲1二角が決め手。△同香は▲2四金打まで、△1四玉は▲2五金打まで。(2025/03)

▲2三桂成 △同 玉 ▲2二桂成 △1四玉 ▲1三桂成 △同 玉
▲2三成桂 △1四玉 ▲2四成桂 △同 玉 ▲3四馬 △1五玉
▲1六金 △1四玉 ▲2五金 △1三玉 ▲2四金 △2二玉
▲2三金 △2一玉 ▲1二金まで21手詰
初形「7」
2025(令和7)年の年賀詰。初形「7」。山や凸にも見えるが、麻雀の7索の図とお認め願いたい。3枚の桂をパタパタと成り捨てる。玉方も延命を図るが、13手目▲1六金で万事休す。以下この金がずんずんと駆け上がり御用となる。
手数は長いが難しいところはあまりない。初形、手順ともにユーモラスで、私の年賀詰の理想が過不足なく表現できた思いだ。(2025/01)

▲2三金 △同 玉 ▲3三金 △同 桂 ▲1三金 △同 玉
▲3三竜 △2三合 ▲2五桂 △同 歩 ▲2四角まで11手詰
金捨て3連発
前局(「勝ちに不思議の勝ちあり」)を作るとき、余詰で現れた筋をもとに練った。△2三玉に▲4一角がいかにも詰め手筋に見える。これを「偽作意」としてまとめた。3手目▲4一角は△3二金合で詰まない。
「金はとどめに」に反する金捨て3連発が気持ちいい。同一作は自力では見つけられなかった。作品とは呼べない代物かもしれない。(2024/10)