ごあいさつ

ギャラリー

創作必至
#923_03_2.42
h9240手.gif

 

▲3一金  △同 玉  ▲3三桂まで3手必至

 

桂は跳ねない

 

どこかで▲4四桂としてみたくなるが、桂は跳ねない。初手▲4四桂は△9二飛▲5三桂△5一玉▲6一桂成△4一玉▲3一金△同玉、3手目▲4四桂は△3九飛打くらいで続かない。

 

3手目▲3三桂で受けなし。以下△同飛は▲4二金△2二玉▲3三馬①△同桂▲3二飛△2一玉▲3一金まで。①△3三同玉は▲3二飛まで。攻方3六桂がよく利いている。(2023/04)

#922_11_3.15
h9230手.gif

 

▲3五桂  △2二玉  ▲2三香  △3二玉  ▲4三飛成 △3一玉

▲2二香成 △同 玉  ▲2三桂成 △1一玉  ▲3二竜まで11手必至

 

一本道と横道

 

初手▲3五桂、3手目▲2三香と俗手で迫る。玉方は最長最善を尽くし、攻方は手なりで網を絞る。4手目△1三玉は▲1一飛成△1二金合▲2二香成で受けがない。

 

必至問題の清貧図式は珍しいだろうか。シンプルな初形から、長さの割には分かりやすい一本道とピリッとした横道(4手目△1三玉の変化)が表現できたと思う。(2023/04)

#921_07_3.10
h9220手.gif

 

▲3二と寄 △1二玉  ▲2一角  △1一玉  ▲2二と  △同 角

▲1三歩まで7手必至

 

寝取りの手筋(仮)

 

5手目▲1二歩は打歩詰。そこで▲2二とと捨て、△同角に▲1三歩と垂らせば受けがない。打歩詰に必至あり。

 

▲2二と~▲1三歩の名調子。相手の駒を動かし、動いた元の場所にチョン。必至問題でときどき見掛ける気がするが、何か呼び方などあるのだろうか。仮に「寝取りの手筋」と名づけてみよう(笑)。必至図から△1三同角は▲1二歩△2二玉▲3二とまで。(2023/04)

#920_05_2.36
h9210手.gif

 

▲2二銀  △1二玉  ▲2一金  △1五角  ▲1四歩まで5手必至

 

打歩詰に必至あり

 

3手目▲2一金は▲1三歩以下の詰めろ。受けなしと思いきや、△1五角が打歩詰に誘う佳手。これには▲1四歩と垂らせば今度は受けがない。

 

「打歩詰に必至あり」。原理をシンプルかつコンパクトに表現できたと思う。詰将棋(「打歩詰に詰みあり」)と比べると、難易度はいかほどか。必至図から△2四角は▲1一銀成、△2四歩は▲1三歩成まで。(2023/04)

#919_05_3.10
h9200手.gif

 

▲2四金  △同 玉  ▲1三角 △1四玉  ▲3五角成まで5手必至

 

ワンス・モア

 

「打ってすぐに動かす」。この軽やかな手筋を、詰将棋の大家・村山隆治氏は著書で「ワンス・モア(連続移動)」の攻めと紹介している。

 

古典に銀を打って引っ繰り返る(▲2三銀~▲3四銀成)有名な必至図がある(図面略)。本局はこれを角で応用したもの。類似作は山ほどあるだろう。必至図から△1六歩は▲1三馬引△1五玉▲1四金以下詰み。(2023/04)

1 2 3 4 5