ごあいさつ

ギャラリー

創作必至
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▲1三金  △同 桂  ▲2一飛まで3手必至

 

顔立ちはやさしいが

 

一目で解ける人も少なくないだろう。顔立ちはやさしいが、意外と骨がある。初手から▲2一銀不成△同玉▲2三金の局面は、持駒金桂の有名な必至図。しかし持駒飛桂では△3一玉くらいでも寄らない。

 

初手から▲4二飛△2四歩▲3二飛成には△9二飛▲同竜△2三玉というアクロバティックな凌ぎがある。3手目▲3二飛は△4一金で逃れ。(2024/08)

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▲3二金  △2三金  ▲同 竜  △3二飛  ▲同 竜  △2二金

▲2三桂  △同 金  ▲3一金  △2二金打 ▲4一飛まで11手必至

 

既視感はどこから

 

作りながら覚えた既視感は。見たことがある。解いたことがある。それとも作ろうとしたことがある。もしかしたら作ったことがある…。はてさて、年を取るとこれだからいけません。

 

穴熊に吊るし詰。初手▲3二金は一目だろう。玉方も△2三金以下懸命に粘るが、11手目▲4一飛で受けなし。必至図から△1九香成は▲2一金△1二玉▲2二金△同金▲2三金まで。(2024/05)

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▲4二歩  △同 角  ▲2四銀  △2二玉  ▲2三銀成 △1一玉

▲3二竜まで7手必至

 

焦点の歩

 

入門書などで紹介される「歩の手筋」に「焦点の歩」がある。一番ポピュラーなのは「3三歩」だろうか。本局の「4二歩」も振り飛車破りの好手としてしばしば目にする。

 

必至問題として練ってみたが、同一作があっても何ら不思議ではない。2手目△2三歩などは▲2四銀以下詰み。△4二同角と取るよりないが、7手目▲3二竜で必至が掛かる。(2024/03)

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▲3一金  △同 玉  ▲3三桂まで3手必至

 

桂は跳ねない

 

どこかで▲4四桂としてみたくなるが、桂は跳ねない。初手▲4四桂は△9二飛▲5三桂△5一玉▲6一桂成△4一玉▲3一金△同玉、3手目▲4四桂は△3九飛打くらいで続かない。

 

3手目▲3三桂で受けなし。以下△同飛は▲4二金△2二玉▲3三馬①△同桂▲3二飛△2一玉▲3一金まで。①△3三同玉は▲3二飛まで。攻方3六桂がよく利いている。(2023/04)

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▲3五桂  △2二玉  ▲2三香  △3二玉  ▲4三飛成 △3一玉

▲2二香成 △同 玉  ▲2三桂成 △1一玉  ▲3二竜まで11手必至

 

一本道と横道

 

初手▲3五桂、3手目▲2三香と俗手で迫る。玉方は最長最善を尽くし、攻方は手なりで網を絞る。4手目△1三玉は▲1一飛成△1二金合▲2二香成で受けがない。

 

必至問題の清貧図式は珍しいだろうか。シンプルな初形から、長さの割には分かりやすい一本道とピリッとした横道(4手目△1三玉の変化)が表現できたと思う。(2023/04)

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