ごあいさつ
ギャラリー

▲3三桂成 △1三玉 ▲1五歩 △2二桂 ▲3一銀不成まで5手必至
駒数が増える由
初手▲1四歩や▲1五歩は△4一桂くらいで届かない。▲3三桂成~▲1五歩として突歩詰を狙う。△2二桂に▲3一銀不成で受けなし。4手目△2三金や△2三角は▲同成桂から詰む。
必至にはときに無駄受けとも思われる延命策があり、作る者を悩ませる。応手を限定するため、駒数が増えること(本局では2四桂3二歩3五銀)は仕方がなさそうだ。(2022/04)

▲4七桂まで1手必至
BIGBOSS
BIGBOSSことファイターズ・新庄新監督に注目している。とことんエンタメを貫いてほしい。背番号「1」にエールを送ろう。
角と桂の二色図式。▲4七(6七)桂と5五桂に紐をつければ、次の角成が受からない。△5一桂とできればいいが、あいにく品切れだ。同一作がありそう。厚かましく作品とするのは私くらいか。野球も将棋も楽しまないと。(2022/02)

▲3三銀まで1手必至
二刀流
難しさはあまりない。初手▲3三銀には△8二飛などと2段目に飛車を打つよりないが、▲4二銀打△同飛▲同銀成△同玉▲4三飛以下13手で詰む。
2021年、ア・リーグMVPに輝いたエンゼルス・大谷翔平の「リアル二刀流」(新語・流行語年間大賞受賞)。①受けなしにして、②きっちり詰める。この二つをクリアさせる「二刀流」の良問を作りたいものだ。(2021/12)

▲2六金寄 △1七玉 ▲2七金寄 △1八玉 ▲3九飛 △2九金
▲1七金 △2八玉 ▲3八金 △1七玉 ▲2九飛まで11手必至
粘る
「最終手が駒取り」を作りたくて、頭に描いた原理図がほぼそのまま完成図となった。5手目▲3九飛(駒取り)が仮想した結果図(必至図)だった。
しかし玉方も6手目△2九金以下粘る。7手目▲1七金、8手目△2八玉の攻防が面白い。最終手▲2九飛(駒取り)でついに御用。6手目△2九飛は▲同飛△同玉▲4九飛△3九合▲2八金打△1九玉▲3九飛まで。(2021/07)

▲3五飛成まで1手必至
質に取る
有力そうな詰めろが複数目につくが、初手▲3二飛成や▲3四飛成は僅かに届かない。
▲3五飛成が1五金を質に取る正解手。△2一玉は▲3二金△1二玉▲1五竜以下、△1一歩は▲3三金△1三玉▲2三金△同玉▲3二銀不成△1四玉▲3四竜△2四歩▲2三銀不成△1三玉▲1四歩以下の詰み。紛れも変化の詰み筋も上々。満足のいく作品となった。(2021/06)