ごあいさつ

ギャラリー

創作必至
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▲2二金  △同 玉  ▲3三銀不成△1二玉  ▲2四銀成まで5手必至

 

創作の手掛かり

 

創作の手掛かりを①実戦と②既存作品の鑑賞に求めている。②が増えるのも考え物。俳句の作り始めに歳時記を眺めるようなものだろう。

 

初手▲2一金は詰めろになっていない。最終手は▲2四銀不成でもいい。必至図から△2四同歩は▲1三歩以下、△3二角は▲1三銀成以下、△4三角(以遠)は▲1三桂成△2一玉▲2二成桂△同玉▲3三歩成以下詰み。(2023/03)

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▲2四桂  △同 角  ▲2二銀引成△1三玉  ▲3四角まで5手必至

 

改悪の典型

 

必至問題を作る人は全国にどれくらいいるだろう。100人、それとも300か。端くれとしては、その中に入っていることをまずは誇りに思いたい。

 

世にある作品をくまなく見ている訳ではないが、勝浦修九段のそれにはクールで惹かれるものが多い。本局は氏の作を2手逆算したもの。オリジナルを汚す改悪の典型だろう。3手目は▲2二銀上成でもいい。(2023/01)

#916_03_3.03
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▲3一銀  △2二金打 ▲1三銀まで3手必至

 

K氏作にありそう

 

初手▲1三銀は△3一金打で逃れ。▲3一銀と敵の打ちたいところに打つ。3手目▲2二同銀成は△同玉▲3一銀△1三玉▲3二竜△2四玉で届かない。必至図からは△1二金打▲2二銀引成△同金左▲3一金△同金▲1二銀打が一例で以下詰んでいる。

 

実戦からの取材だが、いかにも必至の大家・K子タカシ氏作にありそう。その際は何とぞお許しを。(2022/11)

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▲2四角  △2一桂  ▲1三桂成  △同 馬  ▲同角成  △同 桂

▲3三角まで7手必至

 

ややこしや

 

初手、重く短く▲2四角は珍手だろう。これに対し①△1五銀は▲1三桂成△同馬▲同角成△同玉▲1四歩以下(詰み)。②△3四金は▲1三桂成△同馬▲3四金(必至)。③△2二金は▲1三桂成△同馬▲3三角成(必至)。よって④△2一桂が最も粘りのある応手となる。あな、ややこしや。

 

必至図以下△2一香は▲2四金△1五玉▲2五金(両王手)まで。(2022/09)

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▲1二飛  △同 角  ▲3二桂成まで3手必至

 

歩で済むところに

 

初手▲5二馬と捨てる有名な3手詰がある(図面略)。馬に代えて、持駒銀歩で▲5二歩としたのでは味も素っ気もない。歩で済むところに馬をドカンと捨てるから、解けたとき、驚きや喜びが増大する。

 

そんな爽快感を求めて作った。と言うのは後付けで、実際は香を持駒に、開き王手や両王手の筋を求めていじくり回したなれの果てである。(2022/08)

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