ギャラリー

▲8四桂 △8三玉 ▲9二銀 △8四玉 ▲8五角成 △7三玉
▲7四馬 △8二玉 ▲9一銀不成△同 玉 ▲9二銀 △8二玉
▲8三銀成 △7一玉 ▲7二成銀 △同 玉 ▲8四桂 △8二玉
▲8三香 △7一玉 ▲8一香成 △同 玉 ▲6三角成 △同 香
▲同 馬 △8二玉 ▲7二馬 △9一玉 ▲9二香まで29手詰
初形「10」L
初形「10」を左隅に配置。さほど難しくない手が無理なく続く。21手目▲8一香成~23手目▲6三角成が最後の山場だろうか。詰め上がりも上々で、我ながら会心の一局となった。
29手の長丁場。創作にはコンピュータソフトの助けが欠かせない。特に「柿木将棋Ⅸ」(ダウンロード版)を廉価で入手した後は、余詰の有無など、検討の効率が飛躍的に上がった。(2015/04)

▲4二角成 △2二玉 ▲1四桂 △1三玉 ▲2五桂 △同 香
▲2四銀 △1四玉 ▲4一角成まで9手詰
初形「10」R
「佐伯九段将棋サロン」10周年の祝賀詰。この初形「10」が気に入り、続けて5局ほど創作した。最初に出来た7手詰に手応えを感じたが、無情にも変化同手数のキズが見つかった。失意の後に作ったのが本局である。
初手から手段が多いが、上部へ逃がさない、角筋を遮らない、この二つに注意しながら迫っていく。詰め上がりに可笑しみがあるだろうか。(2015/03)

▲1二銀 △同 玉 ▲2三金 △1一玉 ▲1二金 △同 玉
▲2四桂 △1一玉 ▲2三桂まで9手詰
初詣
冊子「解けてうれしい詰将棋」(「将棋を孫に伝える会」発行)に懸賞問題として掲載され、栄えあるメジャーデビューを果たした。
もともとは年賀詰用に作ったもの。攻方2四金は邪魔駒。8手目△1一玉の局面は、初形から2四の駒が金から桂に変わっている。初形「一一」。詰め上がり三桂詰。一月一日の三桂(参詣)。タイトルの所以である。(2015/02)

▲2二金 △1三玉 ▲1二金 △2三玉 ▲1四銀 △同 玉
▲3四竜 △1五玉 ▲2四竜 △1六玉 ▲1七歩 △同 玉
▲2八銀 △1八玉 ▲2七竜 △2九玉 ▲3七銀 △3九玉
▲2八竜 △4九玉 ▲4八竜まで21手詰
初形「十」
2015年の年賀詰。「佐伯九段将棋サロン」の10周年を祝した。この頃から作風を曲詰に求めることが増えた。盤面はシンプルだが、なかなかの曲者。14手目△1六玉は▲2七竜△1五玉▲2四銀不成△1四玉▲1三金まで(2手早詰)。
序の4手が必要かつ周到な下準備。単に初手▲1四銀とすると、上の変化手順で最後▲1三金とできず、逃れる仕掛けになっている。(2015/01)

▲1二金 △同 玉 ▲1三歩 △同 桂 ▲2二飛成 △同銀上
▲2一銀 △1一玉 ▲1二香まで9手詰
穴熊
「もしもプロ棋士のようにサインを頼まれたら、何と揮毫(きごう)しますか」。色紙に書いて持ち寄ることを企画したときに作った。盤面3×3。穴熊と石垣のダブル趣向である。実際に頼まれるはずもないが、いいネタがストックできたことに満足した。
3手目▲1四香は△1三歩合で不詰。6手目△同銀上は△同銀引も以下同じ(変化同手数)。大目に見られたい。(2014/07)