ごあいさつ
ギャラリー
▲2三飛 △3二玉 ▲2二飛成 △同 玉 ▲2三金 △3一玉
▲3二金まで7手詰
桂香図式
実戦型の中で、玉方1一香2一桂が配置されているものを「桂香図式」と呼ぶようだ。もちろんそれらは飾り駒であってはならない。よって創作は思いの外難しい。
3手目▲2二飛成と打った飛車をすぐに捨てるのが狙いの好手。△同玉に▲2三金と打ち換えて収束する。2手目△4二玉は▲2二飛成△5一玉▲5二金までの早詰。消灯した寝床で作った。(2013/11)
▲2二角 △同 角 ▲1二竜 △同 玉 ▲2四桂 △1一玉
▲2三桂不成まで7手詰
佳手▲1二竜
2012年の年賀詰。干支のたつにちなんで、「1二竜」が決め手となるものにしたかった。そっぽ竜をあれこれ試みたが、成案には至らなかった。
3手目▲1二竜が狙いの佳手。初手の角捨てが入り、まずまずの手順だろう。詰め上がりの桂吊るし・Fの字は、前年の年賀詰(「ぴょんぴょん」)とまったく同じ。当時はさほどにアイデアに乏しかったのである(笑)。(2012/01)
▲3二歩成 △1一玉 ▲2二と △同 玉 ▲2三歩不成△1一玉
▲1二歩 △同 玉 ▲3二竜 △1一玉 ▲2二歩成まで11手詰
打歩詰に不成あり
5手目▲2三歩成は△1一玉で打歩詰の形。▲2三歩不成がこの場合の手筋である。湯船に浸かり、脳内将棋盤を動かしながら作った。私は入浴中に作図のアイデアを練ることが多い。
原図は3三歩4二歩の代わりに、攻方3三香3四香と玉方4一飛があった。ブログに本図の改良案が書き込まれた。どなたか存じませんが、この場を借りてお礼申し上げます。(2011/06)
▲1二と △同 玉 ▲2三と △1一玉 ▲1二と △同 玉
▲2四桂 △1一玉 ▲2三桂不成まで9手詰
ぴょんぴょん
2011年の年賀詰。ウェブサイトに初めて掲載した。平成23年、干支のうさぎにちなんで、桂馬がぴょんぴょんと跳ねて詰むものにしたかった。
初手は2三と(兎)を動かすよりない。▲2二とは詰将棋の手にあらず。▲1二と~▲2三と~▲1二との要領で2枚のと金を捨てる。空いたスペースに桂馬が跳ねて詰め上がり。図らずもFの字が浮かび上がった。(2011/01)
▲2三銀打 △1三玉 ▲1二銀成 △同飛上 ▲2三金まで5手詰
処女作
生まれて初めて作った詰将棋。いや、作ったとも言えないかな。有名な古典の筋そのままである。(「渡瀬荘治郎 待宵第八番」で検索)。余詰消しであれこれ思案したことを覚えている。創作時は攻方4一とだったが、金に変え、図らずも対子図式となった。
テーマは「解後感の悪さ」。当時からかなりの天の邪鬼であった。そしてセンスの欠片もなかった(笑)。(2010/08)